どうも、サラリーマンこあらです。
私が休職したときのこと。
ある程度、体力やメンタルが回復してきたとき、ふとした瞬間に、こんな気持ちが心の中に湧いてきた。
「自分って今、何の役にも立ってない気がする」
「みんな働いてるのに、自分だけ止まっている」
「こんな状態で大丈夫なんだろうか…」
でも、その経験を振り返って考えたとき、その不安や焦りの正体は、「仕事」に自分の価値を預けすぎていたことが原因だったと、気が付きました。
「仕事」は、自尊心を満たす大切なツール
まず大前提として、仕事を通じて
自分の価値を感じたり、
人に感謝されたり、
収入を得て生活を支えたり、
そうしたことは、間違いなく人生の中で大切なこと。
仕事をすることで「社会の役に立てている実感」や「社会の一部である感覚」を得られている。
そしてそれは、間違いなく、自分の自尊心を支える軸の一つだと思う。
依存しすぎると、休職したときに“空白”が生まれる
でも、休職をして初めて感じた、
「仕事をしていない自分」「仕事ができない自分」に対して感じる不安や焦り。
まるで、自分の存在価値がなくなってしまったかのような感覚。
これは、私の中で自尊心を支える軸が1本しかなく、非常に不安定な状態になっていたということ。
つまり、「自尊心を支える軸が、仕事だけに偏りすぎていた」から。
では、こういう状況にならないために、どうすればいいのか?
答えはシンプル。
仕事以外にも、自分の価値を感じられる場所や行動を増やして、自尊心を支える軸を増やしていくこと。
私の”自尊心を満たしてくれる要素”とは
例えば私の場合、
- 収入を得ること
- 他者への貢献
この2つが、自分の価値を認め、自尊心を満たしてくれる要素であることに気が付きました。
1.収入を得ること
私にとって、収入を得ることは、
「自分の生活を支える」
「家族に豊かさを与える」
「子どもたちが自由に進路を選べるようにする」
そんな「自分自身や家族の生活を守り、欲求を満たす」というミッションに直結している。
そして、そのミッションを達成することにより、自分の価値を認め、自尊心を満たすことにつながっている。
2.他者への貢献
また私にとって仕事とは、他者とつながり、他者に貢献することで、
「人の役に立っている」
「感謝されている」
という実感を与えてくれるものであり、社会の中での“自分の存在”を認め、承認欲求を満たすことにつながっている。
自尊心を支える“別の軸”を見つける
私の場合を例にすると、「収入を得ること」「他者への貢献」を満たすのは、今の仕事でなくても良い。
収入を得るために、副業や投資に取り組んでいも良い。
他者に貢献するために、家庭で家事や育児を行ったり、新たな友人とのつながりを作ったり、SNSで情報を発信したり、地域活動に参加したりしても良い。
日常のあちこちに、”収入を得られる場”や“人の役に立てる場”は転がっているはず。
そして、それがほんの小さなことだったとしても、自分の心を支えてくれるはず。
休職中の不安は、「生き方を見直すチャンス」でもある
休職している今こそ、
「自分の価値をどこに置いてきたか」
「自分を支えているのは、何か」
そんなことに目を向けてみる時間。
仕事はもちろん大事。
でも、仕事“だけ”が自分の存在価値になってしまうと、それが崩れたときに自分自身がぐらついてしまう。
だったら、少しずつ、仕事以外の“自分を満たす軸”を育てていけばいい。
仕事以外の“自分の価値”を育てていこう
自分を支える軸は、複数あったほうが良い。
そのほうが、揺れにも強くなるし、1つがダメになっても倒れることは無い。
今は仕事を離れているかもしれないけれど、それはつまり、“もう一つの軸”を見つける大事な時間。
焦らなくていい。
すぐに見つけられなくても大丈夫。
少しずつ、
一歩ずつで良いから、
「仕事以外でも、自分は価値のある存在だ」と思える瞬間を、増やしていって欲しい。
それが、現状からの回復だけではなく、成長のための一歩に繋がっていくはず。