どうも、サラリーマンこあらです。
普通、風邪を引いたらどうする?
「ちょっと熱が出たな」
「喉が痛いな」
そんなときは、特に気にすることもなく内科に行く。
でも、これが「心」になると、話は変わってくる。
「なんとなく元気が出ない」
「朝になると動悸がする」
「眠れない日が続いている」
そんな状態が続いているのに、“もう少し頑張れば大丈夫になるかも”と、放ってしまう人が多い。
内科の“かかりつけ医”があるなら、心療内科の“かかりつけ医”があってもいい
身体の不調を見てもらえる「かかりつけ医」があるなら、心の不調を見てもらえる「かかりつけ医」があっても、まったくおかしくないはず。
むしろ、これからの時代は当たり前になっていく可能性だってある。
ストレス社会
働きすぎ社会
つながりすぎ社会
心が悲鳴をあげることなんて、珍しいことじゃなくなってきている。
だから、心療内科に通っていることを、「特別なこと」とか「恥ずかしいこと」とか、思わなくていい。
心療内科の受診は、そんなにハードルの高いことじゃない
「心療内科」「精神科」と聞くと、構えてしまう人もいるかもしれない。
私自身がそうだったので。
「心療内科」「精神科」を受診すること=自分が弱い人間だと認めるみたいで、すごく抵抗があった。
でも、今は違う。
メンタルに違和感を感じたら、とりあえず心療内科を受診しておく。
風邪で内科を受けるのと同じくらい自然な感覚。
「ちょっと最近しんどいな」
「メンタル面で違和感を感じる」
「しっかりと睡眠がとれなくなってる」
そんなメンタルから来る違和感を感じたタイミングで、とりあえず一度、心療内科を受診してみる。
そのくらいの気軽さで、ちょうどいい。
もちろん、そこで「異常なし」と言われたら、それはそれで安心。
でも、何かが引っかかったとしたら、早く気づけた自分は、とてもラッキー。
限界になってからでは、選択肢が狭まる
これ、本当に大事なことですが、
限界を超えてからでは、遅い!
心が完全に壊れてしまってからでは、休職の手続きも、職場への相談も、自分自身の判断も、すべてが後手に回ってしまう。
でも、まだ違和感レベルのうちに受診しておけば、ちゃんと準備ができる。
- 体調を記録する
- 医師の診断を受けておく
- 薬が必要か、生活習慣で対処できるかを知る
- 心療内科の受診歴を残しておく
これらがあると、いざというときに「休む理由」が明確になり、行動しやすくなる。
「医師の言葉」があると、職場の対応も変わる
残念ながら、職場というのは、「しんどいです」というあなたの言葉だけでは、理解も配慮もしてくれないケースが多い。
でも、心療内科で医師の診断があれば、
- 産業医との連携ができる
- 休職制度の利用がスムーズになる
- 時短勤務や配置転換の選択肢も出てくる
つまり、あなたの働き方の選択肢がぐっと広がる。
そして、自分の心と身体を守るために準備をしておくことは、責任感のある大人の行動でもある。
ちなみに私の場合、
- 心療内科を受診していること
- 仕事内容について配慮してい欲しいこと
を職場に伝えていましたが、管理職の上司からの対応は無し。
そして、業務環境が改善されることなく、休職するに至りました。
ただ、だからといって、この上司に伝える行動が無駄だったのかというと、そうではない。
きちんと管理職に受診の事実を伝えているにも関わらず、管理職が業務管理や業務配慮をせず、その結果、休職したという事実は、管理能力が無い管理職に対して、一定のダメ出しを行うことができるはず。
私と同じような犠牲者を出さないための、組織に対するけん制行動は出来たのではないかと、自分の中では整理しています。
自分の心に、専属の“ドクター”を持とう
心療内科は、弱い人が行く場所じゃない。
心を大切にする人が行く場所。
身体に熱があれば内科へ行くように、心がしんどいなら、心療内科に行っていい。
もっと気軽に、もっと自然に、心とも向き合って欲しい。
仕事において違和感を感じたら、「逃げる準備」としてでも構いません。
まずは、心療内科に行ってみてください。
未来の自分を守るために。
“かかりつけ医”は、心にも必要。