どうも、サラリーマンこあらです。
毎朝、仕事に向かう足取りが重くて仕方ない。
「もう限界かもしれない」と思いながらも、誰にも言えずに働き続けている。
そんな自分を、「偉い」と思えているか?
それとも、
「なんで自分だけ……」と責めているか?
続けるにも「覚悟」がいる
夜遅くまで一生懸命働き、上司やチームの期待に応えようとする毎日。
それは確かに、責任感と覚悟の表れ。
「逃げ出さない自分でいたい」
「途中で投げ出すのはカッコ悪い」
「みんな頑張っているんだから、自分だけ弱音を吐けない」
そんな想いを抱えて、今日も心にムチを打って、仕事に向かう。
その姿は、誰よりも真面目で、誠実で、覚悟がある。
でも、それと同じくらい、「休む」ことにも覚悟が必要だと知っていますか?
「逃げること」が簡単なわけがない
よく、「仕事から逃げるのは甘えだ」と言う人がいる。
でも、本当にそうか?
少なくとも、私は違うと思う。
- 周囲の視線
- プライド
- 家族やチームへの責任感
- 自分に対する罪悪感
- 「まだやれるんじゃないか」という迷い
そうしたものと真正面から向き合い、それでも自分を守るために休む決断をする。
それは「逃げ」ではない。
自分が本当に幸せに生きるための、勇気ある決断、覚悟ある選択だと思う。
限界の中で始まった「休み」だったかもしれない
もしかすると、休み始めたきっかけは、もう何も考えられないくらいに追い詰められていたときだったかもしれない。
「何も考えずに、ただ休んだ」
「気づいたら、休職していた」
それでも良い。
そのとき、その瞬間、自分の命と心を守るための行動をとった。
それだけで、本当は十分。
休み始めてからの葛藤は、回復の証
不思議なことに、少しずつ体と心が回復してくると、今度は別のものが見えてくる。
- 「そろそろ復帰しなければ」
- 「このままでいいのか」
- 「家族に申し訳ない」
- 「周りは働いているのに、自分だけ……」
休むことで生まれた体と心の余白に、不安や焦りが入り込んでくる。
それは、自分の心が少し元気になってきた証。
そして、
ここから、次の覚悟が問われ始める。
「復帰する覚悟」も、「休み続ける覚悟」も、どちらも大切
回復したくると、次に見えてくるのは「復帰」という選択。
でも、十分に回復していなければ、「休み続ける」という選択も必要。
そのどちらにも正解はない。
大切なのは、自分がどんな気持ちで、どんな未来を望んでいるのか。
仕事に復帰するなら、また頑張る自分への準備と覚悟を。
休みを継続するなら、周囲の目やプライドなどに揺さぶられない、ブレない覚悟を。
どの道を選んでも、「自分で選んだ」と胸を張れることが、何よりも大切。
私がこれに気が付いたのは、休職をした最初の2週間が終了したとき。
「もう少し休みたい」
これが私の本音。
体調も良くない状態で、たとえ今すぐ復帰をしても、結局ハードワークの嵐に巻き込まれる可能性が高かった。
なので、もう少し、身体を休めたかった。
そして迎えた心療内科の受診の日、出された診断書は「2か月程度の休養」という文字。
確かに、もう少し休みたいと思った。
でも、
「2か月は長すぎるのではないか?」
そう感じ、不安や焦りが心の中を満たしていった。
そこで初めて気が付いたんです。
覚悟がいるんだな、と。
休むのも、働くのと同じくらいの覚悟が必要なんだな、と。
まとめ:どの行動にも「覚悟」は必要
仕事を続ける覚悟。
仕事から離れる覚悟。
そして、自分自身の選択に責任を持つ覚悟。
どれかが軽くて、どれかが重いわけでもない。
どれも、自分が懸命に考え、苦しんで、悩み抜いた末の大切な選択。
だから、「休む覚悟」をした自分のことを、誇って良い。
何を選んでもいい。
「自分の人生、自分の心は、自分で守る」。
それがきっと、自分にとっての「本当の強さ」。