どうも、サラリーマンこあらです。
仕事が忙しくて、残業が続いて、毎日、今日という日を終えるだけで精一杯。
「この働き方、いつまで続くんだろう」
「自分、いつか本当に壊れてしまうかもな」
そんな不安を抱えながら、なんとか毎日をやり過ごしている人へ。
心が先に限界を迎える人、身体が先に壊れる人
私が思うに、過酷な労働環境に置かれた場合、心が先に限界を迎える人と、身体が先に壊れる人がいる気がする。
これは、どちらが良い悪いという話ではない。
人によって、“壊れる順番”が違うというだけ。
ある人は、心が先に折れる。
気力が湧かず、
仕事に行くのが億劫になり、
情緒不安定になったり、
布団から起き上がれなくなる。
別の人は、心は折れないけれど、身体の方が、先に悲鳴をあげる。
過労による高血圧や胃潰瘍、
慢性的な睡眠不足からの免疫低下、
そして、最悪の場合、突然の心筋梗塞や脳卒中。
「まさか、あの人が……」と周囲が驚くほど、何の前触れもなく、命を落とすこともある。
私の場合は、「心」の限界が先だった
私は、心のコントロールが上手い人間ではない。
手を抜くことが下手で、
仕事について不安を感じやすく、
先のことまで心配したり、
気が付かなくても良い部分にまで気が付き、
「このままで大丈夫だろうか」と悩むタイプ。
だから、仕事の負担が自分のキャパシティをオーバーすると、まず心の方が先に「もう無理だ」と教えてくれる。
具体的には、「浅い睡眠」や「悪夢」「動悸」「めまい」など、心のダメージから来る症状が出始める。
心が強い人ほど、壊れるのは“身体”かもしれない
一方で。
本当に「心が強い人」もいる。
どんなに疲れていても表に出さず、誰にも弱音を吐かず、黙って黙々と仕事をこなす人たち。
でも、そんな人がある日、突然倒れてしまうという話を聞いたこともあるはず。
心が折れないというのは、ときに“逃げる”という選択ができない、自分に許さない、危険な強さでもある。
心が先に壊れるということは、実は「幸運」かもしれない
そのため、私は今、こう思っています。
心が先に限界を知らせてくれるのは、生き延びるためのセーフティ装置だと。
もし、心が壊れることで「逃げる」という手段を選べるなら、それは生き延びるチャンス。
「休む勇気」や「逃げる選択肢」があることは、実はとてもありがたいこと。
なぜなら、心が壊れない人ほど、身体を壊して取り返しがつかなくなることがあるから。
逃げることは、命を守ること
心でも、身体でも、致命的なダメージを受けてしまうと、もう完全に元には戻れない。
職場に「以前は非常に優秀だったのに」という人がいるが、そんな面影は全くない状態で、それ以上回復していない。
また、私の父親も、激務から肺炎をこじらせてしまい、その時に痛めた部位が完治することは無く、今でも、その部位から肺炎を発症しやすいと言っている。
だから、
限界が来る前に、ちゃんと逃げる必要があると、私は思う。
「自分はまだ大丈夫」と思っていても、本当のところは違うかもしれない。
その“まだ”と言っている間にこそ、回復する時間が必要かもしれない。
仕事なんて、休んだところで大した影響は無い。
元気になってから、また頑張ればいい。
でも、あなたの心や身体、命はひとつしかない。
自分の“限界”に耳を傾けてほしい
「心と身体、どちらが先に壊れるか」なんて、考えなくて良いなら、考えたくない。
でも、考えておくことには意味がある。
なぜなら、知っている人は“逃げるタイミング”を見落とさないから。
自分の心が疲れているなら、自分の身体が悲鳴をあげているなら、それはもう、「手を止めていい」のサイン。
逃げることは、恥ではない。
それは、生きるための、誇るべき選択。
自分の心と身体、守れるのは自分だけ。